毎年夏の恒例となっている『24時間テレビ』のチャリティーマラソン。
感動的なゴールシーンや走者の奮闘ぶりは、多くの視聴者の胸を打ちますが、一方で「なぜマラソンを走る必要があるのか?」という疑問や、「この企画はいつまで続くのだろう」という声も年々増えてきています。
番組の象徴ともいえるこの企画は、果たして本当に必要不可欠なのか、それとも時代の流れとともに見直すべきものなのか――
今回は、その意味や背景、そして今後の継続可能性について、冷静かつ率直に考察していきます。
✅ 『24時間テレビ』マラソンはなぜ走る?その意味や背景を徹底解説!
✅ 企画はいつまで続くのか?視聴者の声と今後の可能性を探る
興味のある方は一緒に確認していきましょう!
✅ 『24時間テレビ』マラソンはなぜ走る?その意味や背景を徹底解説!
『24時間テレビ』のマラソンは、単なる運動企画ではなく「困難を乗り越える姿を通じて、共感と募金を生む」ための象徴的な演出です。
しかし、その意義と方法については見直しが必要だと感じます。
1992年に間寛平さんが挑戦して以来、番組の縦軸企画として定着し、走者の物語が社会問題やチャリティーの重要性を広く伝えてきました。
ランナーが抱える背景や想いは、視聴者の感情を動かし、寄付行動を促してきたのは事実です。
例えば2024年の横山裕さんは、自身の幼少期の困難を語りながら「同じ境遇の子どもたちに力になりたい」と走り切りました。
このような真摯なメッセージはSNSでも広がり、募金額や視聴者の関心に直結しています。
一方で、「真夏の長距離走は危険」「感動の押し売りでは?」という批判や、ギャラ問題への不信感も根強く存在します。
私は、このマラソンが人々の心を動かす力を持っていることは間違いないと思います。
ただ、感動の裏でランナーやスタッフに過剰な負担がかかっていないか、安全面や時代に合った形に進化させるべきだと感じます。
走ること自体が目的化してしまえば、本来の「支援の輪を広げる」という意義が薄れてしまいます。
今こそ、形式よりも本質を優先した見直しが求められているのではないでしょうか。
24時間テレビはその名の如く、24時間ずっと休むことなくぶっ通しで放送されますので、24時間最初から最後まで見続ける視聴者はほぼいないかと思います。
(中には“チャレンジ”的な感じで視聴する人もいるかもしれませんが。。。)
普通の視聴者であれば、途中で寝ますよね?笑
ですので、起きた時やテレビを改めて付けた時に「あぁ、まだ頑張って走っているんだ!」と思わず視聴してしまうということはあるかと思います。
私はこのタイプの人間なので、そういう意味では番組の狙いにまんまとハマってしまっているのでしょうね(笑)
色々と時代が移り変わっていくにつれて、様々な意見が出てきてしかるべきかと思います。
一方で、24時間テレビで100kmランナーに走ってもらうことで、視聴者の関心を24時間継続させるというアイデアを出した当時の日テレの職員は素晴らしい発想力だとも感心してしまいました。
✅ 企画はいつまで続くのか?視聴者の声と今後の可能性を探る
『24時間テレビ』のマラソン企画は、寄付金を直接日テレが得るわけではないものの、社会的信頼・視聴率・広告収入の3点で大きな企業メリットがあるため、日テレが「無理してでも続ける」構造になっています。
寄付金は全額、福祉団体や被災地支援など提携チャリティー団体に配分され、日テレの収入にはなりません。
しかし番組が高視聴率を獲得することでスポンサー収入が増加し、加えて「社会貢献に熱心なテレビ局」というブランド価値が向上します。
この社会的信頼はスポンサーや自治体、企業との連携強化にも直結し、番組自体が日テレ全体のPR資産になっています。
実際、2024年は平均視聴率12.5%、瞬間最高視聴率25.4%を記録し、寄付金は15.9億円と歴代2位の高水準。
寄付金の増額自体は社会への還元ですが、それを実現する過程で得られる広告効果・企業評価は日テレにとって計り知れない価値です。
このため、批判や炎上リスクがあっても簡単に企画を手放せません。
視聴率が下がり傾向でも、マラソンゴールの瞬間は必ず数字を押し上げ、スポンサー価値を維持できる点も継続理由の一つです。
私は、この構造が日テレにとって「社会貢献と企業戦略を両立できる稀有なイベント」だと感じます。
批判の声が強まっている今こそ、安全性や演出の透明化を進めれば、番組の社会的信頼と視聴者の共感を同時に高められるはずです。
もし改善なく続ければ、寄付金の額は保てても、企業イメージが毀損する危険性が高いでしょう。
ただ、一点思ったのが、もっと視聴者にこの貢献具合を知ってもらった方が良いのでは?という点です。
というのも、私自身、今回この記事を書くことで色々と調査したことで「こんなに24時間テレビって寄付金を集める力があって、社会貢献しているんだ!」と知ったことです。
日テレグループ会社が、一部寄付金を不正に使用していたという事件があったこともあり、心のどこかで「偽善番組で、やはり汚いことに使われているのかもしれない」と感じてしまったからです。
ただ、この寄付金の用途をもっと透明化していき、その後どのように使われたのかを追っていけるような内容の番組を作ることで、視聴者に対してもっと『見える化』が出来るように思うのです。
ただ、集めて寄付して終わりではなく、その後を追うことで、視聴者からの良からなぬ疑念を払しょくすることが可能ですし、スポンサーからの信用度も更に上がり、結果的に“3方良し”のWin-Winの関係になれるように感じました。
年に1度「寄付金追跡特番」を組み、寄付がどの地域や施設でどう活用されたかを映像で追う。これにより“偽善”という批判を払拭し、支援先との距離も縮められるでしょう。
✅ 『24時間テレビ』でマラソンする意味/いつまで続けるのか まとめ
✅ 『24時間テレビ』マラソンはなぜ走る?その意味や背景を徹底解説!
1992年から続く番組の象徴的企画で、困難を乗り越える姿を通じて共感と募金を集める狙いがあります。ランナーの物語が視聴者の感情を動かし、寄付行動や社会問題への関心につながってきました。
✅ 企画はいつまで続くのか?視聴者の声と今後の可能性を探る
寄付金や視聴率、企業イメージ向上など日テレに多くのメリットがあるため継続されています。ですが批判や安全面への懸念も強まっており、今後は演出や形式の見直しが存続の鍵となります。
いかがだったでしょうか?
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!
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