ドラマ『グラスハート』の中でも、強烈な余韻を残したのが——第一話の真崎桐哉(演:菅田将暉)のライブ後に突如姿を消した藤谷直季(演:佐藤健)を、西条朱音(演:宮崎優)が必死に探し出す“あの坂道”のシーン。
「お前のせいで、こいつの音楽がぶち壊れないって保証、あるのか?」と真崎から鋭く問い詰められた朱音は、一瞬何も返せず言葉を失います。
そしてその直後、藤谷は静かに会場を後にし、行方をくらましてしまうのです。
激しい雨の中、ひとり濡れながら街を駆け回る朱音。ようやく彼女がたどり着いたのは、坂道にもたれかかって俯く藤谷の姿でした。
この感情の爆発を静かに包み込んだロケ地は、いったいどこなのか——?
本記事では、その印象的な“雨の坂道”シーンの撮影場所を、映像検証と情報をもとに徹底調査していきます。ファンならきっと一度は訪れてみたくなる、あの場所の真相に迫ります。
✅ 大雨の坂道シーンはどこで撮影された?西条朱音と藤谷直季の再会場所を特定!
✅ 直季が姿を消した理由とは?真崎桐哉の言葉が朱音に突きつけた現実
興味のある方は一緒に確認していきましょう!
✅ 大雨の坂道シーンはどこで撮影された?西条朱音と藤谷直季の再会場所を特定!

ドラマ『グラスハート』で西条朱音が藤谷直季を発見した“大雨の坂道”のロケ地は、東京都北区赤羽にある「弁天池の坂」。
(この場所を特定するのには、かなり骨が折れました。。。涙)
ドラマ後半の重要な感情転換点となったこのシーンは、静けさと切なさを併せ持つこの坂の地形と風景により、いっそう印象深い場面として仕上がっていました。
「弁天池の坂」は、赤羽台団地の南東に位置し、かつて大きな池と湿地が広がっていた場所に造成された比較的新しい坂のようです。
昭和34年(1959年)以降、赤羽台団地の開発に伴い誕生し、近隣にある亀ヶ池弁財天にちなんで命名されたとのこと。現在も坂のふもとには小さな池と弁財天が残っており、地域の歴史を静かに物語っています。
(といっても、直線距離で100m以上離れていますが。。。
興味のある方は、Google Mapで「弁天坂」と検索してみてください!💻)

坂道の特徴は、全長約85mほどの急傾斜で、道幅は狭く車両通行不可。
赤羽台の崖沿いに作られたこの坂は、歩行者のみが通れる細い小道で、登ると団地と遊歩道につながる構造になっています。(よく見ると坂の下の方には車では通行できないように柵が設置されています)
周囲は静かな住宅地に囲まれており、撮影時の静寂や湿った空気感をリアルに再現できる場所として選ばれたことにも納得がいきます。

実際のシーンでは、朱音がずぶ濡れになりながら坂道を探し回り、ようやく藤谷を見つけ出す――そんな劇的な場面が描かれました。
藤谷は坂の壁一面に楽譜をびっしりと書きなぐっており、大雨の音そのものが新しい音楽のひらめきを呼び起こしていたようです。
そして朱音が姿を現したその瞬間、彼の中で新曲の構想が完成する――まさに“音楽が生まれる瞬間”を描いたシーンでもありました。
✅ 直季が姿を消した理由とは?真崎桐哉の言葉が朱音に突きつけた現実

藤谷直季が突然姿を消したのは、真崎桐哉の言葉を受けて、西条朱音が“自分の音に責任を持てているのか”という根本的な問いに向き合わされる場面だったからです。
このシーンは、音楽面における朱音自身の葛藤と、バンド仲間としての覚悟が試される重要な転機だったように思えます。
物語の中で朱音は、直季やバンドと共に音楽を作る仲間としてのポジションを築きつつありましたが、まだ“自信”や“覚悟”が追いついていない不安定な状態でした。
そんな彼女に対し、真崎桐哉は容赦なく本質を突きます。
「自信あんのか?お前のせいでこいつの音楽がぶち壊れないって保証。それだけの覚悟あんのかって聞いてんだよ。」
この一言は、朱音にとってただの挑発ではなく、音楽に関わる者として「人の音を支える」という責任を問われる瞬間でした。
その問いかけの直後、藤谷直季はライブ会場を立ち去り、姿を消します。
朱音は雨の中を必死に探し回り、ようやく坂道で彼を発見。
藤谷は壁一面に楽譜を走り書きしながら、大雨の音に新しいインスピレーションを得ているようでした。
この静かな場面で、藤谷は朱音にこう語ります。
「立場とか年齢とかキャリアとか、そういうものって実際に鳴っている音の前では無力なものじゃない?でも、朱音ちゃんが野望を持っていて良かったな。今はそれでいいからさ、そのうち自信あるって言ってよ。絶対俺たち、凄いこと出来るから。」
このセリフは、朱音の未熟さを否定するのではなく、今の“野望だけの音”も認めたうえで、いつかその音に自信を宿すようになることを信じている、直季らしい優しさにあふれた励ましでした。
そしてふたりは、ひとつの傘を共有しながら肩を並べて座ります。
セリフでは語られなくとも、朱音の中で芽生えた藤谷への想いが、視線や距離感からじんわりと伝わってくる、静かで繊細なシーンです。
この坂道の再会シーンは、音楽を通じた心の対話であり、朱音が「音で誰かを支える覚悟」と向き合う場面でもありました。
真崎の言葉が突きつけたのは、技術ではなく責任。そして藤谷の言葉が与えたのは、未来への信頼。そこに描かれていたのは、“音楽”という言葉を通じた、仲間としての関係のはじまりだったように感じました。







【グラスハート】大雨の坂道ロケ地場所まとめ
✅ 大雨の坂道シーンはどこで撮影された?西条朱音と藤谷直季の再会場所を特定!
ドラマ『グラスハート』でふたりが再会した大雨の坂道のロケ地は、東京都北区赤羽の「弁天池の坂」です。静けさと急傾斜という地形が、物語の緊張感と情緒を映し出す象徴的な場所として選ばれました。
✅ 直季が姿を消した理由とは?真崎桐哉の言葉が朱音に突きつけた現実
朱音は真崎に「お前のせいで直季の音楽が壊れない保証はあるのか」と問われ、答えられずに立ち尽くします。プレッシャーに押された藤谷はその場を去り、雨の中で朱音が再び彼を見つけたことで、ふたりの絆が静かに深まっていきます。
いかがだったでしょうか?
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!!
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