一人称「俺」は失礼じゃないの?最近使う人が多いと感じるのは気のせい?

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最近、SNSやYouTube、さらにはビジネスの場でも「俺」という一人称を耳にする機会が増えた気がしませんか?

かつては「俺=男らしいけどちょっと乱暴」という印象があったはずなのに、今では若者だけでなく30代以降の大人も堂々と「俺」と名乗る場面が珍しくなくなりました。

とはいえ、やはり「俺」は失礼じゃないの?と気になる人もいるのではないでしょうか。

実際のところ、「俺」はどんな場面でふさわしくて、どんな場面では控えるべきなのか。そして、「俺」を使う人が本当に増えているのか、それとも気のせいなのか。

今回はそんな「一人称・俺」にまつわる印象や使い方の変化について、私自身の感じた違和感も交えながら掘り下げてみたいと思います。

「俺」は本当に失礼?場面別に見る“使っていい・悪い”境界線とは?

「俺」を使う人が増えた理由は?時代とともに変わる一人称の価値観

興味のある方は一緒に確認していきましょう!

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✅ 「俺」は本当に失礼?場面別に見る“使っていい・悪い”境界線とは?

「俺」という一人称は、親しみやすさを出せる反面、使い方を間違えると相手に不快感を与えるリスクがあります。
特にフォーマルな場では注意が必要です。

まず、ビジネスシーンや目上の人との会話で「俺」を使うのは、基本的にNGと考えたほうがいいでしょう。

取引先との打ち合わせや、上司との面談などで「俺さぁ」と話し始めてしまうと、それだけで相手に「この人、自分を軽んじているのでは?」「下に見ているのでは?」という印象を与えてしまいかねません。

また、会議や公的な発言の場では、たとえ話し相手がフランクな雰囲気を出していても、「私」や「僕」を使うのが無難です。

一方、友人同士の気軽な会話や、家族との日常では「俺」はむしろ自然な言い方です。

昔からの仲間と話しているときに「俺がさ~」と始まると、変に気取らず自分らしく話せるという安心感もあります。

また、家族や恋人との関係でも「俺」という言葉に対して距離を感じることはあまりありません。

私自身、プライベートでは「俺」をよく使いますし、気心の知れた人とのやり取りでは何の問題も感じていません。

でも、初対面やビジネスの場では絶対に避けます。

というのも、相手が「俺」という一人称に対してどう感じるかは読めないし、なにより相手に「舐められている」と思わせてしまう可能性があるからです。

それだけで信頼関係を築くチャンスを自分から手放してしまうのは、もったいないと感じます。

言葉選びは、その人の人間性や空気の読めなさを一瞬で露呈させるものです。

「俺」は決して悪い言葉ではありませんが、使う場を見誤ると誤解を招きやすいのも事実です。

だからこそ、相手との関係性・場のフォーマルさ・自分の立場を冷静に考えたうえで、適切に一人称を選ぶ力こそが、大人の言語感覚なのではないでしょうか。

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✅ 「俺」を使う人が増えた理由は?時代とともに変わる一人称の価値観

近年、「俺」という一人称を使う人が目に見えて増えてきたと感じるのは、決して気のせいではありません。

その背景には、社会全体の価値観や言語意識の変化が確実に影響しています。

まず注目したいのは、「俺」の使用開始年齢が低年齢化しているという現象です。

ひと昔前までは、小学校高学年くらいになってから「僕」から「俺」に自然と切り替わる流れが一般的でした。

ところが今では、幼稚園児ですら「俺のお弁当」などと話す場面が当たり前に見られます。

これは、「俺=強さ・男らしさ」といった記号的な意味が、子どもたちの間でも早期に共有されていることを示しています。

さらに、一人称の選び方はコミュニティの影響を強く受けるようになっています。

強い男子や体育会系のノリがある場では「僕」としてふるまい、仲間内では「俺」に戻すというように、場面によって使い分ける傾向も顕著です。

この使い分けの柔軟さは、現代の子どもや若者が言語によってアイデンティティを調整している証拠と言えるでしょう。

その一方で、時代の価値観が多様化したことで、一人称の選択肢も広がっています

「俺=男らしさ」「僕=優しさ」「私=丁寧」といった従来のイメージだけでなく、「うち」「自分」など個性重視の言葉も認知され、性別や立場に縛られない自由な表現が許容されるようになりました。

SNSやサブカルチャーの影響も強く、女性が「俺」と名乗ったり、気分やキャラによって使い分けるスタイルも定着しつつあります。

ただ、正直に言うと、私はこの「俺」の乱用には少し違和感を覚えています。

ここ10年ほどで、テレビに出るタレント・俳優・芸人たちが平気で「俺、俺」と言うようになり、それが“普通”のこととして視聴者に刷り込まれている気がするんです。

大人がテレビの前で堂々と「俺」を使う姿を見れば、子どもたちが真似するのも無理はありません。

でも、だからといって「俺」が公の場でも受け入れられるかと言えば、決してそうではないと思うのです。

特に私は体育会系出身なので、後輩が先輩に向かって「俺さあ~」なんて言おうものなら、間違いなく叱責されるような文化の中で育ってきました。

「俺」を使うということは、ある意味で“対等である”というメッセージを含んでいます。

だからこそ、目上の人や初対面の人に対して使えば、「この人、自分を下に見てるな」と思わせるリスクがある。

育ちの良し悪しを問われるような、言葉選びの軽率さが露呈することもあると思うのです。

結局のところ、一人称は単なる呼び名ではなく、その人の価値観・空気の読み方・人間関係の築き方を表すツールでもあります。

「俺」が悪いということではありませんが、どんな場でも通用する言葉ではない。

だからこそ、今の時代ほど「自由に選べる=だからこそ責任を持って選ぶ」姿勢が求められているのではないでしょうか。

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一人称「俺」に関するまとめ

「俺」は本当に失礼?場面別に見る“使っていい・悪い”境界線とは?
「俺」は親しい関係では自然に使える一方で、ビジネスや目上の人との会話では失礼に受け取られる可能性があります。
TPOを見極めて使い分けることで、信頼や礼儀を損なわずに自分らしさを表現できます。


「俺」を使う人が増えた理由は?時代とともに変わる一人称の価値観
一人称「俺」の使用が広がった背景には、社会の多様化やメディアの影響、そして自由な自己表現の風潮があります。
今では年齢や性別に関係なく、自分のキャラや気分で一人称を使い分ける時代になりました。

いかがだったでしょうか?

最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!!

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